日本角膜学会 理事長
堀 裕一
羊膜移植術が保険収載されたことに対し、羊膜提供施設(取り扱い施設)ならびに羊膜移植実施施設の要件について、日本角膜学会・日本角膜移植学会は日本組織移植学会と協議して体制整備を行い、その運用を開始してきました。しかし、当初は急ピッチの対応が必要であったため、体制整備や情報提供に不完全な部分がございました。そこで、羊膜移植に関する体制および必要な諸手続きを一部改変し、下記の1の通りご連絡いたします。なお、羊膜提供(取扱い)および羊膜移植術の施行にあたって、遵守すべきガイドラインは以下の1のとおりです(文書末に各文書の入手先を記載しております)。
- 羊膜移植に係る必要な諸手続き
- 1)羊膜提供(取扱い)を行う施設の要件(体制図①)
- 羊膜取扱い施設
- カテゴリーⅡ申請書:日本組織移植学会宛て申請
- カテゴリーⅡ審査用紙:日本組織移植学会宛て申請
- 羊膜取扱い施設申請用紙および確約書:日本角膜学会宛て、日本角膜学会へ提出
- 羊膜バンク
- カテゴリーⅠ申請書:日本組織移植学会宛て申請・提出(組織移植学会HP)
- カテゴリーⅠ審査用紙:日本組織移植学会宛て申請・提出(組織移植学会HP)
- 羊膜取扱い施設
- 2)羊膜移植を実施する施設、術者、保険収載の要件(体制図 資料②)
- 羊膜移植術者の要件
- 羊膜移植術者認定申請用紙:日本角膜学会宛て、日本角膜学会へ提出(角膜学会HP)(資料③)
- 羊膜移植講習会の受講:日本角膜学会主催、角膜カンファランス、日本臨床眼科学会で開催
- 羊膜移植実施施設の要件
- 羊膜移植実施施設認定申請用紙:日本角膜学会宛て、日本角膜学会へ提出(角膜学会HP)(資料④)
→認定後、羊膜移植実施施設認定書を発行(資料⑤) - 保険収載施設の要件
- 様式54の3「羊膜移植術の施設基準に係る届出書添付書類」(地方厚生局宛て、病院事務より提出)
- 様式52 「症例数」(地方厚生局宛て、病院事務より提出)
- 羊膜移植術者認定証、羊膜移植実施施設認定証(羊膜移植術者認定、羊膜移植実施施設認定時に日本角膜学会より発行)
- 羊膜移植術者の要件
- 羊膜提供(取扱い)および羊膜移植術の施行にあたって遵守すべきガイドライン
- 羊膜取扱いガイドライン(角膜学会HP)
- 羊膜移植ガイドライン(角膜学会HP)
- ヒト組織バンク開設における指針(組織移植学会HP)
- ヒト組織を利用する医療行為の安全性確保・保存・使用に関するガイドライン(組織移植学会HP)
- ヒト組織を利用する医療行為の倫理的問題に関するガイドライン(組織移植学会HP)
※カテゴリーⅠ、Ⅱの申請の際には、日本組織移植学会認定のコーディネーターの設置が必要です。ただし、カテゴリーⅡについては非常勤での対応が可能です。
<文書の入手先>
- 日本角膜学会ホームページ https://cornea2.syscom.dev/cms/
真ん中の欄の「羊膜移植に関して」をクリック- 4.羊膜移植 術者認定希望者へのお知らせ→羊膜移植術者認定申請用紙
- 5.羊膜取扱いガイドライン→羊膜取扱いガイドライン
- 6.羊膜移植術ガイドライン→羊膜移植術ガイドライン
- 7.日本組織移植学会のバンキングをする際に守るべき基準ガイドライン→ヒト組織バンク開設における指針、ヒト組織を利用する医療行為の安全性確保・保存・使用に関するガイドライン、ヒト組織を利用する医療行為の倫理的問題に関するガイドライン(http://www.jstt.org/htm/guideline/guideline.htm)
- 9.羊膜移植実施施設認定申請→羊膜移植実施施設認定申請用紙
- 日本組織移植学会ホームページ (http://www.jstt.org/)
- 1)羊膜提供(取扱い)を行う施設の要件(体制図①)